北海道余市町は、小樽から車で30分の海辺の町。
小樽は、商業と文化の街。
余市は、漁業と農業の街。
積丹半島、ニセコへの入口、
小樽と結ぶ後志地区の要衝として栄えた歴史ある場所なんです。
「鰊御殿」
NHK朝ドラの舞台になった「ニッカウィスキー」
「余市宇宙記念館」宇宙飛行士、毛利衛さんの故郷として知られ、ツッコミどころ満載の観光地〜
夏はビーチと、積丹半島で採れたお寿司やウニ丼を求めて行くのが正解ではありますが、
一軒だけ…スープカレー屋さんがあるんですよ!
「スープカレー海ぞく」は、昭和にタイムスリップしたような飲み屋街の真ん中にある。
コロナ禍で静まり返る黒川町繁華街の一角で、ここだけ繁盛してるお店です。
古民家風居酒屋という感じの粋な店構え。
カウンターの奥に腰を下ろすと、
古民具に囲まれる。これ、昔の配電盤?!
こちらは天秤測り。ニシンの群来に湧いた戦前戦後の賑わいの頃のものなんでしょうね〜本物レトロ。
メニューはシンプルですが、
札幌から50km運転してわざわざ食べに来たのは、ズバリこれさぁ!
「イカスミスープカレー・9月限定Ver.」¥1300
スープカレー漁師風、豪快!
海の男的、佇まい。
ホタテ、アワビ、イカ、甲殻類まつり!
スープは中辛でも背筋の伸びる辛さ。
イカスミでくるまれたスパイシー、
なんとも言えぬコクとさらっと潮な味わい。
甘唐辛子やズッキーニ、後志の地の野菜が新鮮。変に甘くないじゃがいも、
これが、昔おやつに食べたふかし芋の味と同じで絶品。
殻付きアワビもホタテも、イカスミスープにものすごく合う。海のごちそうだ。
幸せな残骸。ムール貝、アサリも入ってホントに具だくさん、
シーフードでこの満足感は他にはないかも!
黒褐色のスープ。何度口に運んでも、確かめたくなる未体験の旨味だったなあ。
あ、ランチセットのサラダも美味しかった。カッペリーニに紫玉ねぎのスライス。濃いめの和風ドレッシングは、絶対ビールに合うハズ(笑)
カウンター席の奥には小上がりもあり。夏も過ぎたのに、お客さんがとっかえひっかえ。
スープカレーファンの、海のふるさと認定〜!
イカスミスープ絶品過ぎて、レギュラースープにたどり着けないかも?余市の爽やかな潮風に吹かれに、またちょいちょい来ます♬
【スープカレー海ぞく】
余市郡余市町黒川町2-63
11:30〜20:00(14:30〜17:00中休み)
月曜定休、祝日の場合は翌日
店横に駐車場あり
余市道の駅から徒歩5分