北10東1にあった、旧倉庫カリー。
札幌の歴史を伝える石造りの倉庫の中に、
新進気鋭の空気が詰まった場所だった。
オーナーの意気が活気を生む、カレーファンのワンダーランドだった。
閉店したと聞いたときは、がっくり。
昨年9月のことだった。
年が明けて、カレーのテイクアウトを置いていた系列デリ「マンハッタン」を訪れてみた。
似て異なるカレーに変わっていた。
よく見ると、お店の名前も、変わっていたのだった。
I miss 倉庫カリー…(;_;)って方は、多かったと思います。あれから…半年。
雪解けの4月、移転開店の朗報!
どんなに嬉しかったことか!
以下訪問記♫
札幌場外市場エリア。
札幌人はあまり足を踏み入れることはありません。
何度か近くのお寿司屋さんに入ったことがありますが、素晴らしいコスパでしたよ。
メイン通り「若駒」さんの向かい辺りに見える、「場外市場」の高い看板。
看板のふもとの「場外市場食堂長屋」の一角に、
新生「倉庫カリー」はありました。
海鮮食堂、ラーメン店の並びに、カレー屋?(笑)
暖簾が違和感なく、意外と馴染んでいる感じです。
店内は、明るい木造り。
カウンターのみ20席くらい。
マスター(社長さん)とスタッフさんが迎えてくれました。
13時半、空いています。
懐かしいセルフサービススタイルを受け継いでますね!
メニューは、変わらない中にシンプルにまとまった。
ワンコインランチ、カレーうどんやビリヤニなど、攻めのメニューで魅せた旧倉庫カリーは、
きっと、ここに至るアンテナ店だったのでしょう。
スパイスカレー、インドカレーが美味しいのは重々分かっていますので、
今日はあえてスープカレーを頂いてみましたよ。
¥980。どんぶりに野菜モリモリの大盛り!
以前は、¥650で具がシンプルだったはず。
パワーアップしたスープカレー!
まずはスープをひとくち。
ここのスープは、札幌スープカレーとは一線を画す。
甘みのスパイスをしみじみ感じるんだな。
ココナツミルクのミルキーな甘さとはちょっと違う。(入ってたら失礼!)
その、オリジナリティ溢れるスパイスの配合たるや、
優美の域だと。爽やかな甘みと共に匙が進むのよ!
キャベツのお布団にチキンレッグがドドーンと鎮座!
基本野菜彩りよく、ボリュームたっぷり。
外米ご飯大好き!
ここに来る楽しみの一つ。
カレーにはやっぱり長粒米。
付け合せのアチャールは、コリッと甘みスパイスの大根と、ピリリとマスタード効いた風味の紫キャベツ。
あーこれ、スパイスカレーに混ぜて食べたい…
次回は看板メニューSPカリーだな(^_-)
卓上のチリで辛味を足しても味わい深いスープ。
札幌スープカレーとは違う、スパイスの香り高いスープカレー、ここでしか食べられない美味しさ太鼓判!
スパイス好きの方に是非食べていただきたい〜
旧倉庫カリーのお客様がいらっしゃったみたい。
社長さんと話しているのを聞けば、
札幌駅地下街にあったアジアンデリは、
「農家の息子」ブランドで知られるアイビックに譲り、
タイ飯居酒屋「ジダパDX」は、タイ人のママさんに任せたんだそうです。
旧倉庫カリーでは、たまたまいらした社長さんに生春巻きを振る舞ってもらったり、
ジダパの割引券を配っていたり、
デリも居酒屋も利用するようになって、すっかりファンになっていました。
社長さんが、お店の片隅でスタッフさんを静かに教え諭すところに遭遇したこともあったなあ。
事業を切り拓く情熱が伝わってきて、仕事帰りに元気をもらったっけ。
その社長さんと少しお話をさせて頂いたところによると、
以前札幌駅近にあったような、ランチだけのカレースタンド開店も再び画策されているようで、
ますます楽しみ!
旧倉庫カリーにあった、幻のメニュー復活も期待したいです☆
店舗情報!
12時台までは、市場で働く方たちで混み合うそうです。それ以降がオススメ。
お店の回りに場外市場商店街の駐車場があり、利用可能です。
帰りしな、
取材が入ってました!
スチール撮影、雑誌かな?
混み合う前に、皆さん、あの味再び、
新生「倉庫カリー」へ!
【倉庫カリー 桑園・札幌場外市場】
札幌市中央区北10条西21丁目15−1
札幌場外市場食堂長屋
11:00〜17:00(売り切れまで)
不定休(4月はだいたい毎日開いていたようです)
場外市場商店街駐車場利用可
https://www.facebook.com/sokocurry/