アジャンタ。
札幌に長く住んだカレーファンの方なら、郷愁を誘う響きですよね。
スープカレー発祥の店の一つとして、札幌市電通りに高度成長の頃オープン。
筆者は、20年ほど前、平成スープカレーブームの時、手稲稲穂にあった支店の記憶が新しいです〜
現在は、袂を分かった創業者家族が、南29条と東区でそれぞれ元祖の味を伝えていますが、
唯一、暖簾分けしたお店が南区川沿に存在し、熱烈なファンの支持を集めています。
国道230号線沿い、川沿市街を過ぎたあたり、地場スーパー「ラッキー川沿店」の裏手にあるのは知ってたんですけど、
この、地元感たっぷりな佇まいじゃ、一見は入りにくい(^_^;)
昼間、やってんだか、やってないんだか?ってご近所の方も言ってます(笑)否、スパイシーな香りに引き寄せられ、
12時過ぎ、意を決して戸を開けると、先客がいらっしゃいました!
メニューの釣書は、アジャンタに準じています。
大好きな羊のオンパレード٩(๑´3`๑)۶
カレー部員の友人は「マトンカリー」
私は「マトンキーマ」をオーダー致しました♪
マトンはゴロンと50グラムくらいありそうな塊が、5つはあるぅ!
野趣溢れる味が柔らかにボイルされている。
マトンの挽き肉も、呆れるほどモリモリたっぷり。
スープ。アジャンタ伝統の油膜の下のスープは、
最初からそれなりの辛さで迎え撃ってくる。
スプーンが進むと、本店のより角が取れた旨味が感じられる。
ストレートな薬膳の素っ気なさとは違う。
辛いという意味ではない、スパイスカレーがお好みの方にはたまらん高みです!
ゴロゴロ人参も好感。種ごとピーマン。香味野菜の厳選脇役。スパイススープが主役。具材はシンプルで充分。
ピーマンの裏にまでごっそりキーマが隠れてるからあ〜〜〜
と、木綿豆腐。めちゃめちゃ合うわぁ。糖質制限を心がけるカラダに、ホントうれしい。
ご飯の隣の、玉ねぎのアチャール。
「スープに入れて食べてくださいね」と、マスター。シャキシャキで、多分そんなに水に晒してないような。玉ねぎのくさーい感じですよ。無化調スープにガツンとアヤをつけてくれるんだなぁ。(アヤつける、は北海道弁ですw)
初めて頂いたのは「カシミール」だったんですよね。
トマト風味のヨーグルト仕立てでクリーミーなスープ。
肉団子「コフタ」にもスパイス、ハーブが練り込まれてる。ラムとマトンでは、色だけでなく味わいが違うの。
マスターに半々を勧めて頂いて、楽しみが2倍になっちゃった。
別添の、アジャンタ秘伝の辛味スパイスを投入して、甘辛クリーミーに。
「コフタ」入りの「カシミール」も美味しくて、次回行くときは迷っちゃうな〜
もと居酒屋さんの居抜きを利用したお店は、マスター色に染まったカレー道場。
常連さんが多いのがわかる。ワンオペで腕をふるってくれるマスターのお仕事の邪魔にならないようにって、自ずから感じる雰囲気。真剣勝負で供してくれる最高の一皿。
手が空くと、
ご飯少なかったら言ってね、寒くないですか?
クラスター化しないように空気の入れ替えしますねー?(笑)
なーんて、気遣ってくれます。
常連さんとの会話によれば、パンデミックの影響は全くないという。
ファンの「好き!」こそ、全ての存在価値なのですね!
イケメンマスターの、ボリューミーな漢のスパイススープカレー。
(個人的には、カレー店イケメンマスターのトップ3に入るカモ♡)
やわなあなたは行かないで。ホントのスパイス好きなカレーファンに激レコメンしたいです!
【アジャンタ スープカリ店 川沿出張所】
札幌市南区川沿11条2丁目2−17
12:00〜21:00
月曜定休
https://instagram.com/ajanta_kawazoe?igshid=1hop1ltupiu9n