秋の訪れ緩やかな、今年の札幌。
とはいえ、朝晩はコートやウールの羽織物が欲しい季節になりました。
汁物が恋しくなりますね〜(´ε｀ )
久々に、食べたいなーと思い出したあの味をめざしてGo!!
二条市場、創成川を挟んで始まるのが、狸小路。
「狸」とは、かつて遊郭のお姉さんたちが、男を化かし遊ばせた事から名付けられたんだとか。
戦後アーケードが整備され賑やかな商店街となり、
今では旧い佇まいが残る観光名所として外せない場所となっています。
お目当てのその店は、狸小路の一番東、一丁目が始まったばかりのところにある。
「デリー」…銀座、上野に店を構えるあのインドカレー老舗店と同じ「デリー」。
こちらのマスターは若かりし頃「デリー」で修行し、「札幌店」暖簾分けを許されたとか。名店の味を北の大地に伝え続けて約40年。
訪問は3回目、2年ぶりだけど、懐かし温かい雰囲気全然変わってない〜。
地元放送局のAMラジオがすんごいいい音質でかかってるのもおんなじだ。
コロナ仕様に壁向きに変わってる座席に腰掛け、
開いたメニューは…変わらず手書き(*´ω｀*)
メニューは、詳しくは読みません。なぜなら、「カシミール」一択だから。サラダとドリンクのセットにする。しめて¥1050。¥1500の間違いじゃないの？っていうコスパなんです。
わー、お待ちかねのサラダ！
実はこのサラダ「も」お目当てなんですよ。
皮むきトマトとレタス、オリーブオイルと粗塩、粗挽き胡椒であえてある。ただそれだけなんだけど、
素材も器も冷え冷え、少し濃い目の絶妙な塩気油気で、ホントに本当に箸が進むの。なんでこんなに美味しいの？？
これだけシンプルな組み合わせで味覚に印象を残す、
マスターの腕の確かさに違いないと。
もちろん「カシミール」も絶品さ。東京デリーが考案した辛口インドカレーのオリジナルレシピをそのまま踏襲。
いつ来ても、きっかりぬるめのスープ。
スパイスの扱いに手を抜かない、老舗の製法を守っている。
出汁の旨味ではなく、スパイスの旨味濃厚。
ほろ苦辛い、じわじわ辛味が舌を包む、大人の味。ああ、この味、歴史の味。
お好みはラムなのです。柔らかく調理された赤身。羊感を残しながらも上品な味わいだ。
名物薬味も良いんだなあ。玉ねぎのアチャール、自家製ピクルス、
ニョロニョロは半生のチーズ。気まぐれに混ぜて、酸味で味変。
お箸でじゃがいもをホクっと。お箸で食べるインドカレー、このお店くらいかも？（笑）
場所柄年配のお客様も多く、ママの気遣いなんでしょうね。さっとお水を足してくれる間合いも、心地よい。
優しい味わいのラッシーは、辛口カレーのお供にグー。
ペーパーストロー使用！
ちなみに、コーヒーは昔懐かしい超濃いめなんだよね〜そちらもおすすめします！
スパイスの風味濃い「カシミール」少しニュアンス違いますが、スープカレーの一種かな。スパイス好きなら一度賞味をおすすめ。
そもそも知人の料理人ご夫妻に勧められて、忘れられない味になってしまったんですよね。すぐ近くのスープカレー店「HoodDog」のマスターもファンだとおっしゃっていたの激しくうなずけます。
きっちり様式美を守る王道の美味。¥1050って消費税5%の時のまま？？申し訳なさ過ぎて少しでも値上げしてほしい。マスターとママには、ご無理なく末永くお元気で私達を迎えてほしいものです。(人 •͈ᴗ•͈)
【デリー札幌店（DELHI）】
11:30〜20:00（14:30〜17:30中休み）
木曜定休
〒060-0063 北海道札幌市中央区南３条西１丁目 狸小路1丁目南側
https://maps.app.goo.gl/MYv6dtH7YTWb2vEv5
